ボンゴレファミリー独立暗殺部隊のロン毛さんといえば一人しかいないですよね!!





「あ ロン毛ちゃん おっはー」
「ゔおぉい!誰がロン毛ちゃんだぁっ!」



アンタですよ アンタ



「てめえ・・死んでなかったのかぁ?頑固な生命力だな」
「あっららーあたしを拾ったのはどなた?」
「俺だ・・・・って一寸は感謝しろよ!!」
「あたしは自分の生命力に感謝してるよ」





4日ほど前、殺しの仕事で警備の人間の数が予想より多くてあたしは不覚にも肩を撃たれました
動脈も近かったことで血は中々止まらなくて仕事をなんとか終わらせ壁にズルズルもたれながら帰ってる所
すっごい不機嫌そうな顔のロン毛さんが走って現れました
ロン毛さんはあたしを軽々と抱き上げお持ち帰りしその後はイヤーンな・・」
してねぇよ!勝手に話変えるんじゃねえっ!!つーかテメエ寝てただろうが!」


ロン毛ことスクアーロはえらい真っ赤になってあたしの言葉を遮やがりました(照れ屋さんだね!)


「外に出ていいのかよ 敷地内とはいえまだ完全には治ってねぇんだろぉ?今度こそ冥府に突き落とされるぜ」
「生活に支障が出ない程度には治ったよ 何?心配してくれてるの?」
「けっ 誰がテメェなんか・・・」
「あっ!ベルベル!!」
・・・・・・・・
「あれ? 死んだんじゃなかったの?」
「死んでない死んでない」
が死んだら身体、貰おうと思ったんだけど 永久保存で」
「うっわ死ねないねコリャ ベルが死んでからあたし死ぬよ」
「死なないよ俺 だって王子だもん」
「出た!決めゼリフ!でも一寸ツッコミ入れると王子でもいつかは死ぬよ」
「ところがどっこい死なないんだな だって王子だもん」
・・・いくら王子でも生物の限界というものがあるのだよ?お兄さん


廊下の向こうからやって来たベルベルと話を弾ませていると
隣でスクアーロが何時もにも増して眉間に皺を寄せていたので
可哀想だから会話に入れてあげました


「スクアーロの髪も永久保存できる?」
「はァっ!?」
「うーん出来るんじゃない?」
「よし!スクアーロ アンタが死んだらあたしが身体貰ってやろう!」
「ぜってぇ嫌だな」
「何だよっ!人の親切を!」
ソウダソウダー
「テメェら・・・マジで3枚におろすぜェ・・?」
「キャー怖い!ねー ベルベル」
「ねー キシシ」
「チッ 勝手にしてろっ」


ご立腹なのか スクアーロはツカツカと廊下を歩いていってしまった
うーん話題がないから無理矢理スクアーロの髪をネタに上げてみたけど・・・(失敗だったか)
彼が歩く度にその銀の髪がサラサラと揺れている


「あー仲間に入れてくれなかったから拗ねちゃってるよ」
「何言ってんだよ ありゃ安心してんだぜ?」
「は?スクアーロが?ベルベルこそ何言ってんの」
「ん そっか は知らないんか あいつの慌ててる姿相当見物だったんだぜ?」
「・・・・?」


がここに担ぎ込まれたとき瀕死でよ?ボスは助からねェから殺してやれってスクアーロに言ったんだよ
でもスクアーロは絶対死なせねぇっつって医者呼んで来るまでの間自分で手当てしたんだぜ?あのスクアーロが」
「え・・・マジ?」
「マジだって でまぁ医者が来て助かったんだけどよ 全っ然スクアーロの奴
俺等にが寝てる部屋入らせようとしなくてビミョーにルッスーリアと喧嘩しててさ
ま こっちは珍しいもん見れて楽しかったけどな 血だらけのも見れたし」
「・・・・マジすか・・・」
「だからあいつ今気ィ抜けて隙ガラ開きだな 子供にだって今のスクアーロなら殺せるっての」
「・・・・ふぅん」








ズテッ









あ こけた



「一発とび蹴りでも食らわせてこいよ 『俺は元気だぜ』みたいに キシシ」


「うーん やってみるか おかげさまであたし生きてるし」



























「スクアーロッ!!!」



「あ゙あ!?」


































隙ありィ!


(らしくなくスクアーロはアタシのとび蹴りを見事に食らい
其の瞬間を丁度ドアから出てきたボスにモロに見られてしまいましたとさ!!)





参加させて頂きありがとうございました!!
雪斬かんな